日別アーカイブ: 2014年12月11日

本日は雨、年末に向けて掃除をしよう!

おはようございます。

今日は5Sのお話をしたいと思います。

5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)とは何か

 

5Sとは
整理・整頓・清掃・清潔・躾

の頭の文字をとったもの。

5S活動に
長く取り組まれている
会社さんの人でも
5Sの意味を
意外と知らないことが
あります。

5Sの意味は
国語辞典で紹介されている意味とは
まったく異なる
マネジメントの専門用語のようなものです。

以下に
ご紹介する
5Sの意味を知っているだけで

「この人良くわかっているな」
「勉強しているな」
「きちっと教育受けているな」
と思われます。

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まず
「整理」です。

整理とは
「必要なものと必要でないものとを分けて
 必要でないものを捨てること」
です。

整理の対象は
物理的な物に限りません。

たとえば、
スペース、仕事、情報など
いろいろ応用できます。

少し前に民主党がやっていた
「事業仕分け」は
「必要な事業と必要でない事業を分けて
  必要でない事業を捨てること」
でした。

事業の「整理」
ですね。

「整理」をしますと
必要なものだけが残ります。

そこで
「整頓」をします。

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「整頓」とは
「必要なものをだけを置き場を決めて表示すること」
です。

置き場を決めても
守られない。

自分でも決めたことを忘れてしまいますので
他の人はなおわからない。

そこで「表示」が必要なのです。

「表示」までしないと
「整頓」と言えません。

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次に「清掃」です。
「清掃」は国語辞典で引くような意味と
同じです。

清掃とは
「身の回りのものや職場の中をきれいに掃除すること」
です。

「整理」「整頓」「清掃」までの3Sの意味は
ほとんどの会社では
変わりません。

残り
「清潔」「躾」の意味は会社や職場
仕事によって変わってきます。

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「清潔」の意味は
多くあります。

食品、医薬品や医療品などでは
一見きれいでも
細菌やバイ菌などがいたのでは許されない。

そこで、まさに清潔そのものの意味で

「職場を衛生的に保つこと」
と考えます。

しかしながら
そこまで衛生性を求めない職場では

「人格や品行が良く、いさぎよいこと」
「いつ誰が見ても、誰が使っても不快感を与えぬようにきれいに保つこと」
などの定義があり得ます。

すなわち「人の行動」や「人へのストレス軽減」などの
意味を持たせることもあります。

しかしながら
私が良く使っている定義はシンプルに
「3Sを維持すること」
です。

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最後に「躾」です。

「躾」は
「4Sを習慣づけ維持し、更により良い方法を探究すること」
「職場のルールや規律を守ること」
「決めたことを必ず守るように徹底すること」

などの意味があります。

「規律を守ること」
そして「習慣にすること」
さらに「継続的に改善すること」
などの意味があります。

挨拶、礼儀などを含める場合もあります。

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以上、
5Sの意味をご紹介しました。

5Sの意味は
これが正しいといった
絶対的なものではありません。

会社ごとに異なりますし
同じ会社でも
製造の5S、営業の5S、開発の5Sや
事務職場の5S
など意味が異なる場合もあると思います。

つまり、
それぞれの
仕事に合わせて、
また、目的やレベルに応じて
定義づけしていただけたらと
思います。